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HANARARTはならあとについて

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現在開催中のHANARART(はならあと)について。

このタイトルはご想像通り?華と奈良とアートをあわせた造語です。
正式名称は「奈良・町屋の芸術祭HANARART]といいます。

奈良県と奈良県内で活動するまちづくり団体が連携して
歴史的なまちなみ地域で開催する、まちづくり型のアートイベントです。

私が展示している宇陀松山地区以外にも
ならまち(奈良市)
郡山城下町(大和郡山市)
三輪(桜井市)
八木(橿原市)
今井(橿原市)
五條新町(五條市)
合計7か所で約60名の作家さんが
各地の町屋で展示をしています。

私は江戸末期の元薬屋さんの町屋で
木彫の展示をしています。
以下の文章は展覧会場に設置している
コンセプトボードです。

作品の解説と制作背景など
つたない文章で説明しています・・・・。

「本日は、HANARART宇陀松山会場へお越しいただきありがとうございます。
私は、ここから北東へ20キロほどの宇陀市室生地区に住んでいます。
朝日新聞主催の「にほんの里100選」にも選ばれた深野という、
とても緑の深い山々に囲まれた天空に浮かんでいるような集落で暮らしています。

木々の息使いが聴こえてきそうなくらい
自然と寄り添った所で彫刻の制作をしています。

山の中で木の根元に立って上を見上げると、
葉っぱがゆらゆらと揺れながら、時には優しく語りかけ、
時には厳しく戒めてくれるのです。

私の彫刻制作は日常の中にあります。
子どものこと、友人のこと、家族のことを考えながら、
コンコン、コンコン、木を彫っています。
それは、それは、とても心地良いリズムの中で
自分の分身のような作品が生まれてくるのです。

今回の作品は、自宅の裏山にある木々を伐採し、
山々への感謝の気持ちを表しました。
町屋の空間に鎮座し、漆と麻布に身を包んだ木の精霊たちが、
笑い、踊り、話しかけてくる空間をどうぞゆっくりお楽しみください。

これから大きな木を見つけたら、
根元に立って上を見上げてみてください。
きっと、何かが聴こえますよ。」




10月23日まで展示しています。
ご興味のある方は是非会場まで
足を運んでください!


http://hanarart.main.jp/index.html
by gallery-min | 2011-10-23 13:01 | 彫刻作品
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